IT業界に転職をする場合、SNSサービスであるTwitterを活用して、転職活動を行うという選択肢もあります。Twitterは本来、転職活動をするために作られたサービスではありません。しかし、転職活動に利用することは可能です。
では、Twitterを使用した転職活動とはどのようなものなのか、メリットやデメリット、向いている人の特徴などを解説していきます。
概要
Twitterは、様々な人と繋がったり、色々な情報を収集したりするために利用するSNSサービスです。アカウントを作成して、他者とコミュニケーションを取ることができます。その機能を、転職活動に応用する形で利用します。
Twitter上には、企業アカウントや、企業の採用担当者のアカウントも存在します。TwitterはITサービスであるため、IT業界の転職市場で活用されやすく、人材を求めるIT企業のアカウントは少なくありません。Twitterを活用した転職活動では、そのアカウントと繋がり、自らを売り込む形で進めていきます。
また、企業からのオファーを求める形で、転職活動をするパターンもあります。
特徴
Twitterは、自らのアカウントを使用して、様々な情報を発信することができます。そして、ハッシュタグを使用して、転職活動であることを広くアピールすることも可能です。IT業界への転職では、しばしば「Twitter転職」というハッシュタグが使用されます。また、特定のアカウントをフォローしたり、コメントに返信したりする機能が備わっています。その機能を活用して、就職したい企業に接触するということが可能です。
さらに、お互いがフォローし合ったアカウント同士であれば、ダイレクトメッセージ機能を使って、第三者には見えないやり取りができます。そのように、オープンなやり取りとクローズドのやり取りの両方ができるのが、Twitterの特徴です。基本的には、オープンな状態で転職活動をしていることをアピールし、企業と繋がることができれば、ダイレクトメッセージで面接の日程の調整や、交渉などを行う形になるでしょう。
Twitterを使った転職活動のメリット
Twitterの大きなメリットとしては、無料である点が挙げられます。Twitterは、メールアドレスさえ用意すれば、簡単にアカウントを作成することが可能です。そのため、特に初期費用などのことは考えずに、気軽に転職活動を始められます。
そして、自らの投稿によって、自身がどのような人間なのかをアピールできます。アカウントを公開状態にしていれば、人材を必要としている企業は、いつでも投稿を見ることができます。そのように、投稿を履歴書代わりにできる点も、Twitterの強みです。
Twitterを使った転職活動のデメリット
Twitter上で人材を求めている企業は、非常に数が多いです。そして、その中には、優良ではない企業も大量に紛れています。人材を求める企業になりすまして、闇バイトのような犯罪行為に加担させようとするアカウントも存在しています。そのような、悪質なアカウントに出会うリスクがある点は、Twitterを使った転職活動のデメリットと言えるでしょう。
こんな方におすすめ
Twitterを使用した転職は、自らの投稿を履歴書代わりにできるのが大きな強みです。そのため、なるべく多くの投稿をすることが望ましいです。したがって、SNSに慣れていて、様々なことを積極的に投稿できる方が、Twitterの転職に向いています。
また、企業アカウントや採用担当者のアカウントに、積極的にアプローチをかけることも大切です。よって、SNS上でのコミュニケーション能力が高く、自らが様々なアクションを起こせる方にも、Twitterはおすすめです。SNSが苦手で、あまり投稿をしたくはない、受け身で相手からのオファーを待ち続けていたいという方は、Twitterを使った転職は止めておいた方が無難でしょう。
Twitterを使って転職活動を行う際に注意しなければならないのは、投稿の内容です。投稿の全てが、良いアピール材料になるとは限りません。差別的な発言や、他者への暴言コメントなどをしてしまうと、企業から拒絶されてしまう恐れがあります。そのため、SNSであっても、発言内容に気を遣える方が、Twitterを使った転職活動に向いていると言えるでしょう。自らが気に食わないコメントに攻撃的になってしまったり、SNS上で他者と喧嘩をしてしまったりするような方は、Twitterには向いていません。
Twitterのまとめ
・Twitterによる転職活動は、近年注目されている活動方法。
・自らの投稿を通じて、「自分」という人となりを知ってもらいやすくなる!
・でも、投稿内容には十分注意が必要!