あらゆるものがコンピューター制御されるようになり様々な業種で人員削減が続く中、求人の需要が増しているのがIT業界です。そのため、斜陽産業から離れ将来性のあるIT業界へ転職したいという人も多いでしょう。
そこで、IT業界に興味がある人のために、IT業界の分類とそれぞれの主な職種、将来性について詳しくご紹介します。
通信インフラ業界
通信インフラ業界は、情報通信技術(ICT)に関する製品やサービスを提供する企業の集合体です。代表的なものとしては、通信機器メーカー、通信サービスプロバイダー、インターネットサービスプロバイダー(ISP)があげられます。
通信インフラ業界の主な職種は、ネットワークエンジニア、システムエンジニア、ソフトウェアエンジニアがあげられます。エンジニアは、通信インフラの設計、構築、保守、改善などを行います。通信インフラ業界は、急速に発展しており、新しい技術が開発されるたびに市場が変化しています。5Gの普及やIoTの発展、クラウドサービスの拡大などによる需要の増加により、通信インフラ業界の将来性はますます高まっていくと考えられます。
Web業界
Web業界は、インターネットを中心に活動する企業や個人によって形成される産業のことを指します。ウェブサイトやウェブアプリケーションの開発、ホスティング、デザイン、マーケティング、eコマース、ソーシャルメディア、オンライン広告、データ分析などが含まれます。
Web業界の主な職種としては、マネジメント系ではWebプロデューサー、Webディレクター、企画系ではWebプランナー、Webマーケター、クリエイター系ではWebデザイナー、Webプログラマー、コーダーがあげられます。Web業界は、クラウドコンピューティングの普及やAI・機械学習の発展、モバイルフレンドリーなウェブサイトの需要の増加などから、今後も成長が見込まれています。そのため、将来性の高い業界と言えるでしょう。
情報処理サービス業界
情報処理サービス業界は、情報技術に関連するサービスを提供する企業や団体を含む業界です。情報処理や情報保管、情報伝達、データ処理、アプリケーション開発、ネットワーク設計、セキュリティ管理などの分野に関わる企業が含まれます。
情報処理サービス業界の主な職種としては、PMやPMO、コンサルタント、セールスエンジニアなどがあげられます。情報処理サービス業界は、デジタルトランスフォーメーションの加速化や人工知能技術の進化、セキュリティの重要性の高まりなどにより、成長が期待されています。そのため、将来性が高い業界と考えられます。
ソフトウェア業界
ソフトウェア業界は、コンピューターに対するソフトウェアの開発、設計、販売、サポートを含む、多岐にわたるサービスを提供する産業です。ビジネスや消費者向けのソフトウェア製品、Webアプリケーション、モバイルアプリケーション、ビッグデータ分析ツール、クラウドコンピューティングサービスなどの開発に関与しています。
ソフトウェア業界の主な職種は、プログラマー、アプリケーションエンジニア、セキュリティエンジニア、アナリスト、データサイエンティストがあげられます。世界中でデジタル化が進む中ソフトウェアの需要が増加しており、データサイエンティストやQAエンジニアなどの専門的な職業の需要が高まっています。そのため、ソフトウェア業界の将来性は高いと言えます。
ハードウェア業界
ハードウェアア業界は、コンピューターや携帯電話、テレビ、家電製品、自動車、医療機器などの物理的な製品を設計、製造、販売する業界です。また、ハードウェアア業界はコンピュータ・ハードウェア、家電・エレクトロニクス・ハードウェア、産業用・医療機器・ハードウェアの3つのカテゴリーに分類されます。
ハードウェアア業界の主な職種は、組み込み系エンジニア、システムアーキテクト、プロダクトデザイナー、テストエンジニアなどがあげられます。ハードウェアア業界は、高度なコンピューター処理やデータ処理、人工知能やロボット工学などの分野での発展において大きな役割を担っていますが、業界自体の成長率は低下しています。そのため、IT業界の他の業界と比較すると、将来性は劣ります。
IT業界は将来性が高い業界
IT業界は、今後ますます発展することが期待される将来性の高い業界です。また、新しい未来を作り出す業界でもあります。
専門的な知識がないと採用されないというイメージがありますが、未経験でチャレンジできる職種もあり、そこからステップアップすることも可能です。
将来を見据え、IT業界に転職するのも悪くないでしょう。
IT業界って敷居が高いと思ってたけど、案外チャレンジしやすい業界だ!
少しでも興味があったら、チャレンジしないと損だがや!